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お化けの話。

汗をかきかき買い物袋をさげてコンドに帰ってくるとちょうど
買い物袋をいっぱいつみあげている管理人とガードマンとばったり。
何のパーテイ?と尋ねると、ゴースト.パーテイだよと笑っている。
今のシーズン、日本のお盆のように通りにロウソクやお供えが
してあったりする。ハングリイ.ゴーストといって、
お腹の空いた霊にお供えする習慣がある。
この期間は結構お線香の匂いもする。
うちのコンドでもゴミ置き場にお供えしておまつりするのだそう。
日本では夏におばけの話が盛んで、子供の頃は肝試しなんてのもあった。
お化けのお話では今でも、雨月物語が一番印象に残っている。なかでも
吉備津の釜というお話が一番おそろしい。最後に男の髪の毛が一筋、
というシーンは強烈なイメージ。げに、恐ろしきは女の一念。
おとなになってもこれは変わらないかもしれない。
以前から気になっていたので、仲良しのガードマン氏に
うちのコンドの近くで、お化けが出るって言われてるけど、ほんと?
はは、出ないよ。でもここらへんはムスリムの墓地だったんだよ。
ここはまだいいけど、向かいの空き地あるだろ、あそこは貧しい人達の
墓地だったからね、とのこと。やっぱり、ね。
高島屋に近いせいもあって、便利なところなのだけれど色んな噂があるのだ。
もともとオーチャードのイオンや高島屋のあるところも墓地だったのだ。
今やシンガポールの中心地、たくさんの観光客やシンガポール人が集う
一番の繁華街なのだが、元は墓地だったことはあまり知られていない。
この国で赤い建物や形が変わっていたりしたら、何かあると思ったほうが
いいかもしれない。霊をしずめる意味があるのだ。
そういう眼でいろいろな場所を眺めてみると結構面白いかもしれない。
狭い島のこと、激しい戦闘もあったし、変遷もあり、なおかつ
開発に墓地はぴったし。なんたって生きてる人間の反対はない訳だし。
セントーサもホテルにおばけがでるのよ、と韓国人の友人は言っていた。
イオンや高島屋が墓地だと聞いた香港人の友人はえーっ、一人でトイレに
行けない!とこぼしていた。だってずうーっと霊はさ迷うのよ!
そんな、公共の場所になれば浄化されるわよ、と答えたけれど、彼女の国では
そうはならないのだそうだ。中国人の霊は結構しぶといかもしれない。
ハングリー.ゴーストの期間は一か月もあり、この間はお腹のすいたゴースト
のために喜捨をする習慣がある。私もほんのちょっぴりだけどうちのコンドの
ゴーストに喜捨をさせてもらうことにした。
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by gokurakucyo | 2012-08-22 22:35 | Comments(1)

日本人ドクター。

朝、歯磨きをしていたらぽろっと詰め物がとれてしまった。
ららっ、どうしよう。
このままにしていれば痛くなる予感。
この国では医療はサービス産業なのでお金の額に応じたサービスしか受けられない。
普通のシンガポール人の歯科医の腕も金額も分からないし...困ったなあ。
日本の皆保険制度は色々問題はあるものの、海外に住むと有り難みが良くわかる。
一定のレベルで金額も分かるし、腕もわかるというのはとても便利。
結局日本人会に問い合わせて日本人ドクターを紹介してもらうことに。
眼のドクターは特別なドクターなのだけれど、内科の先生や歯科の先生は
日本人の先生の方がやっぱり楽。
シンガポールにいる日本人ドクターについては数に制限が有り20人位だそう。
また内視鏡の検査などもこの国の資格が必要なようで、
私の内科の先生はかなりの熟練者なのにこの国ではお願い出来ない。
先日、ブリテイッシュカウンセルで仲良くなったフランス人の30代の女性は
歯科医だそうだけれどこの国では働けないとぼやいていた。
それもこれもシンガポール人の雇用を優先するからだけれど、日本人会でも
受付は日本人は一人か二人、レストランにいたってはほとんどがローカルで
支配人と思しき男性のみが日本人。注文も英語が中心になる。
図書館もローカルなので、なかには日本語のタイトルが読めない人もいる。
この国で外国人が仕事をするにはなかなか簡単ではなさそうだ。
つい先日も図書館で沢山の本を寄贈している男性に会って、問わず語りに
彼の話を聞いたのだが、彼はシンガポール人の女性上司にいびられて
鬱病になって帰国するとのこと。出身が南のほうだそうなので
かの国の男尊女卑の土壌から大学卒業と同時に来星して強いこの国の
女性が上司となってしまったのでは相当な精神的ギャップが
あったのに違いない。それに加えて語学の問題もあるようだ。そも
私の語学校通いも初めは手術前の点眼液を看護婦が忘れた事による。
途中で気づいて看護婦を問いつめたけれど、ごまかされそうになったので
むすめにドクター宛の手紙を書いて事情を説明して事なきを得たけれど、
その後も私の語学の能力ではなかなか看護婦に太刀打ちできない。それで
手術が終わったら、病院の行き帰りにある学校に行こう!と決めていた。
その成果もあって最近この看護婦は大人しい。やっぱり言葉の問題は大きいのだ。
大昔ロンドンに住んでいた時も悲しいかな英語をしゃべると自分が
幼稚園生のような気がしたものだった。でも使わなければ退化するのが体と頭。
今や使うのにも気を使う頭と体となってしまったけれど、それでもいまだ抵抗中。
今回は型を取って詰め物をするのに1200ドル!
日本人ドクターの腕は信用するけれど、それにしても高い診療代である。
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by gokurakucyo | 2012-08-17 21:52 | Comments(0)

日本語。

毎週土曜日の午前中、大学のなかでの太極拳のレッスンの帰り、
新入会員の弁護士さんが日本人会まで送ってくれることに。
彼は3ヶ月ほど日本語を勉強したけれど話す機会がないというので
レッスンの後日本人会の喫茶室で日本語を教えるお話になってしまった。
気になるのは、彼が見せてくれた携帯に日本語のアプリがない!のだ。
前から言われていたけれど、世界中で、韓国語はあっても日本語がみられない
ということ。この国で皆が持っている携帯にも韓国語はあってもね、見たい
日本語がないでしょう、と言われてしまった。言葉のちからは大きい。
日本の文化や風土などファンが多いのにも、また多大な寄付を
世界中にばらまいてるのにも拘わらず、日本語が紹介されないのはとても残念。
言葉といえば、シンガポールで最近話題になっているのは英語から米語への動きと
一度ストップした基礎教育に中国語を取り入れた事。
これって世界の動きに敏感なシンガポールならではのこと。
でもシンガポール人に言わせると日本語は格別難しくないという。
それと最近のシンガポール政府は外国人についての滞在に次第に厳しくなりつつある。
PRという永住権を求める人達には従来は結構緩やかに認可していたのだが
最近はなかなか厳しいようだ。枠を大幅に縮めてしまっているのだ。
2012年の12月のデーターによると現在のシンガポールの人口は526万人。
国民327万人、永住権者は54万人、その他は146万人である。
146万人のうちシンガポール人の配偶者が15%、外国人メード13%学生6%
ワークパミット(建設作業員やホテル従業員など)46%労働許可のパス保持者12%
等となっている。このうちシンガポール人の配偶者については特別に考慮されているようだが
労働許可保持者の扶養家族については認可を厳しくする方針のようだ.月収によって親の滞在が
認められないことがある。義父母については難しい。
かように、お年寄りについてはお金がなければ難しいのがシンガポールだが、マレーシアは
その点お年寄りに余裕があるようだ。因みにクアラルンプールでは在住日本人の
対前年で6.30%増えた。今、海外にいる日本人は118万2557人。
出来るだけ日本を知ってもらうためにも日本語をと思う。
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by gokurakucyo | 2012-08-12 01:04 | Comments(0)

強い女性達。

いつもの太極拳のレッスンに行こうとタクシーに乗ったところ、よく知っていると安請け合いされた
運ちゃんにとんでもない場所のコミュにテイセンターに連れていかれてしまった。
なんというハプニング!折しも、明日はナショナルデー。学校が半ドンなので半端無く道路は混んでいる。連れて行かれたセンターの受付でタクシーをお願いしようとしたら、受付に座っているちゃきちゃきした50歳くらいのお洒落な女性がいいわ、私の家の近くだから、乗せってってあげると
親切な申し出。感謝しながら車に乗ると、シンガポール人は親切なのよ。でもね、タクシーはだめ。
マナーが悪いし、トレニーングが出来てないからね。と、活発な話し振り。
渋滞する車の中で彼女が40歳の時乳ガンを発症し、放射線療法を受け、髪もぬけ落ちたりした
経験を語り、でね、ガンから生還した私は今ボランテイアでガン患者を励ましているのと言う。
15分ばかりの間にすっかり意気投合してしまい、お友達になってしまった。
彼女曰く、今日は、もっと体を動かしたくて来たのだけど、太極拳みたいにゆっくりした動きは
私には向いてないの。もっとアクテイブなダンスがしたくてと、元気そう。
生き生きとしてとてもとてもガンと戦っているとは見えない。
シンガポールは今ガン患者が増えているのよね。食べ物とストレスよ。
たしかに何でも前へ、前へと進む勢いで挑戦的に戦う女性達。
以前日本語スピーチコンテストで入賞した大学生の女性も、コンテストが終わった瞬間、
来年は優勝する!と叫んでました。その意気やよし。何ともタフなこと。
カフェで男女のグループが談笑している光景を見ると、男性はまめまめしく女性に
サーピスしています。今の日本の若い男性もそうなりつつあるのかもしれませんが、
それにしても至れり尽くせりの印象です。
ある意味この国の女性は女性だからといって、ひるむような場面はありません。
ただそのぶん、ストレスも多いのかもしれません。
それにしても強い女性達。
私の眼のドクターも若くて美人ですが強い女性です。
先週、ナショナルデイーのコミュニュテイセンターのパーテイに出席していた地域選出の
美人インデイアン議員も弁護士で、並の男性は太刀打ち出来ない強さを感じました。
これだけ強い女性達を感じるのはそれだけ女性にチャンスが与えられているということ
でもあるのではないでしょうか。
今日は偶然から巡り会った彼女にハンデイがあっても、前向きに戦って、なおかつ他人をも思いやる強さを教えてもらったとてもラッキーな日となりました。
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by gokurakucyo | 2012-08-09 01:39 | Comments(1)

シンガポールの徒然を綴っています。


by ストレリチア
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