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ゼンダ城の虜。

急に眼の手術をすることになり、日本帰国を延期することになった。手術後大事をとって家にいた後、暫く何も出来ず、去年、日本人会の年末の古本市で10冊1ドルの本の山のなかから大昔読んだゼンダ城の虜を見つけかってあったのを片目で気楽に読み始めた。ところがこれがほんとに面白い。たしか中学生くらいのとき紅はこべなどと一緒に読んで面白かった記憶があった。19世紀の騎士道の波瀾万丈の恋物語。王様そっくりな主人公が架空の王国の王と入れ替わり活躍するお話だ。それにしても19世紀のベストセラーが今も読み継がれているというのだからほんとに面白い。当時の人達も手に汗握って読み進んだに違いない。しばらくぶりに読んで、良い時代だったんだな、と思ってしまった。なんせまだ騎士道なんてものが通用し、ラブシーンなんて手にキスするだけでドキドキする世界.お話からすると続編の悲劇の結末まで主人公とヒロインは結ばれる暇がない。これぞロマンスの極みというところ。最近、引っ越したうちのコンドでは机の上に不要品として自由に持ち帰れる中古本の山があり、英語の勉強とばかり、ただで貰って来たロマンスブックを読んで吃驚した。どうりで昔英語の勉強の為にと読んでいたゴシックロマンの事をイギリス人の教師に話したとき、先生達が奇妙な表情をした訳がわかった。なんとゴシックロマンの世界も今に追いついて結構ボルノチックになっていたのだ。私が読んでいたヴィクトリア.ホルトなどはサスペンスの要素はあったけれどこんな生々しい描写は皆無。まったくもってロマンスも進化したというか退化したというか。それにしても19世紀の約束事の中での優雅なやりとりはロマンスの舞台にはぴったり。久々にはらはらどきどきを楽しんだ.しかしこんな風な騎士道も、背景にある精神は今も続いているのかもしれない。昔の十字軍の世界観が今も名残をとどめているようで、ふとヨーロッパの雲行きの怪しさの根底にもあるのではないかと思えたことだった。このお話ロマンスといえども結構な迫力ある殺し合いの世界なのである。
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by gokurakucyo | 2015-01-17 00:47 | Comments(0)

寒い日本と涼しい?シンガポール。

2015年もはやすでに6日。
昨年極寒の日本に行き、年末慌ただしくシンガポールに戻って
またまた寒い日本に行く予定。
今年の雨期のシンガポールは雨が多い。あまり暑くない。
それにしても日本は寒かった。その寒い中、シンガポールから
日本の喫茶店を見たいとの要望で表参道のカフェ巡りを
表参道の賃貸業者の知人にお願いした。
シンガポールでカフェをープンしたいとのことで
マーケットリサーチを兼ねての探訪だ。
最近のカフェは喫茶と洋服や小物のショップなどの
販促も兼ねている店がトレンドらしい。
レクサスのカフェは時間がなくて食事が出来なかったけれど
魅力的に思えたし、お腹がいっぱいになって食べられなかった
アップルパイのお店も次回訪ねてみたい。
年末に頼まれた帰国直前におつかいものにする白いイチゴ
(なんと18個で6000円もした!)をミッドタウンまで
買いにいったけれど寒くてあまり歩き回れなかった。
久々に松濤の観世能楽堂でお能も見たが、あまりに
古くて、おトイレがいまだ和式だけというのも吃驚。
観世能楽堂はこけら落としの時に着物を着て行き
おトイレが綺麗な印象があったけれどいまはぐらっと
きたら怖いくらいの華奢な印象。あっという間に時間が
経ってしまった。それでも脇正面の前から2番目の席で
見ていると回りで謡を口ずさむお年寄り、私もだけれど
結構いる。年末ぎりぎりににシンガポールに戻ったので
慌ただしくシンガポールのお正月を過ごしたが、去年
美味しくお節料理を戴いたお店が普通の日本食レストランに
変わってしまい、急遽お雑煮を作る事に。
間に合わせに、高島屋で蒲鉾と出し巻きなどを
買い込み、白いお皿に紅白なます等を盛って気分だけ
お正月。でもお屠蘇だけは三輪明神様からいただいた本物。
かろうじてお正月気分。でも正直日本で友人達と会食して
いたので日本食はやっぱり日本じゃないと、と思って
しまう。3日には太極拳仲間のシンガポール人のご招待で
ハイアットのランチにお呼ばれ。
今日は友人のシンガポール人に成城で買ったカステラを
お土産に渡して彼女に連れられてスタジアム近所のモールの
タイ料理に。二人して夜はご飯と味噌汁だけよね、と
言う話になった。彼女の車で送ってもらおうと外にでた
とたん、ものすごい雨。前が見えないくらい。
シンガポールのシャワーは本当にどしゃぶりだ。
でも1時間とは持たないからね、と馴れたもの。
今日は不動産が趣味の彼女の案内でイーストエリアの物件を
説明され、シンガポールの今と日本について色々話した。
今年もきっと突然の激しい雨が降るだろうけれど、
でも降っている間も走っている車は止めることができないだろうし
とても危険だけれど止まる訳にもいかない。
いつか雨がやむのを待つしかないのだ。
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by gokurakucyo | 2015-01-06 23:50 | Comments(0)

シンガポールの徒然を綴っています。


by ストレリチア
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