シンガポールのぬか漬け。

リャンコートで糠づけセットを見かけ購入。
このところ毎日35度の温度と70%を超える湿度のなかで
ほんとうに美味しい糠づけが食べられるのかと半信半疑で試してみると、驚くほど美味しい。よく出来ている。こうなると出来上がった美味しい糠床をキープするのに
頑張らざるを得ない。丁度当地の日本語のドラマということでごちそうさんをやっていて触発されたこともあるが、先日来胃腸の具合が悪く、消化のいいものとして
普段食べないやわらかもの、白い食パン、白いご飯
など繊維があまりない食事に変えてしまっていたので糠づけを食べる必要もあった。昔は常滑焼きの容器に糠床を入れ熱心に無農薬米の糠を使っていろいろと試したものだが最近はすっかり存在を忘れていた。
浸けるタイミングによって微妙に味が違うので結構
出かける時は考えて浸けるようにしているが、室温が高いので冷蔵庫に入れるかどうか悩む時もある。そろそろいろいろ漬け込んで来て、水気が多くなったので付け足しの糠をどうしようかと思っているとむすめが
新しいのを買えばいいじゃない、と言う。あらま、むすめは海外生活が長いので、こうした糠づけの知識までは伝えてなかったようだ。長く手をかけるということまではなかなか教えられないものだと考えてしまった。新しい知識や違った文化についてはいろいろ吸収する機会があったがこうした昔からのことは日常の何気ない暮らしの中でしか伝えられないものなのだ。人の一生は短いし、限られているからその時の巡り合わせや選択に左右される。それにしても伝えきれない日本のものがいっぱいあるとしみじみ思う。
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# by gokurakucyo | 2016-07-06 13:25 | Comments(0)

南洋大学のトーストマスタズ。

中国語のレッスン待ちのコーヒーショップで、保険会社と銀行員の女性と
隣り合わせ、話をするうち南洋大学のトーストマスターズに招待されることに。
土曜日の朝9時。丁度どのクラブも役員の交代時期にあたり、代表やら会計など
のお役の交代が紹介される。参加者はゲストも含めて26人。
最近は色んな集まりになかなか人が来ないので大変だが、このクラブは結構
集まりがいい。我がクラブは金曜日の夜なので最近は人数が減って来ている。
つい最近SIMの30周年記念パーテイがあり、友人のスーザンにどうしても来てと
誘われて行ったけれど、一緒に招かれた太極拳の先生曰く、他の生徒は
誰も来なかったという。パーテイはオール中国語。必死に聞くも私の中国語では
半分もわからない。それでも何とか楽しく過ごせたのは、時々気を使って
英語で話かけてくれた隣席の日本びいきの男性のお陰かもしれない。
建築家の丹下健三氏と一緒に仕事をしたそうでバブル華やかなりし頃の
飲み歩きの武勇伝など懐かしい古き良き時代の日本の男性達の姿を思い起こさせる
話が満載だった。今では風船がしぼむように絞られて大変な時代になっているのだが。
トーストマスターズでは恒例の自己紹介と最後の感想はゲストといえども免れられない。
珍しい日本人とあってテーブルトピックスという即興の2分間スピーチに駆り出され
そうになったけれど、若い人が多くチャレンジングな参加者がいてスルー出来た。
いわば他流試合のようなところがあって初めてよそのクラブに出席したので
スピーチをするか悩ましいところだったのだ。
幾つかのスピーチの中で印象的だったのはおとぎ話のような語り口で語られた
結婚したい男性が女性を求めて足を踏み入れた建物での体験話だった。
男性が向かった一階には料理の出来る女性がいるドアがあり、2階は子供好きの女性が
3階は明るく楽しい性格の女性、4階は綺麗好きな家事が得意な女性、
5階はとても美しい魅力的な女性がいるドアが、でも、彼はそれ以上を
求めて6階へと登って行くと、誰もいなかったのだ。
がっくりして、エレベーターを下りるとその男性はもとのところにいた
女性をつかまえて、何も考えずに結婚した、というレッスンめいた
結末のお話。語り口もとても上手で皆拍手喝采だった。
現実はこんなものかもしれない、と妙に納得してしまった。
特別の役員交代の会だからというので食事もとてもゴージャス。
ブランチはサテーあり、ローカル食あり、お寿司もケーキ、フルーツもあって
なかなか美味しい。日本の企業に勤めていたという若い男性が日本語で
話かけてきて、しばらく日本語の会話になった。2級まで受けているという。
今週は反対に私のクラブに招待することになっているが、雰囲気は
随分違うのでさてどんな感想が聞かれるか楽しみだ。
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# by gokurakucyo | 2016-06-28 00:17 | Comments(0)

Huntsman winter's war.

特別招待の試写会だからとひさびさにセントーサに。
前作、スノーホワイトで注目された魔女役のシャーリース、セロンや
セクシー俳優として有名なクリス。ヘムズワースも来星するという。
一般公開前の試写会は初めて。早めにセントーサの和食を食べ
会場に行くも、待てど暮らせど肝心のスターはなかなか現れない。
レッドカーペットで待ち構えたファンに捕まっているのか予定の
7時半を一時間オーバーして主役級の3人が舞台に登場。
さすがに噂の悪女役のセロンは貫禄というかオーラー満載、
魅力がある。男優のクリスは思ったほどの迫力は感じなかったけれど。
映画は前作ダークファンタジーに彩られた白雪姫のスピンオフストーリー。
アクション一杯のロマンスありのファンタジー。激しい格闘シーンと
特撮で現代版おとぎ話を描いている。ストーリーは前作の魔女セロンの
妹ジェシカ.チャステインが築いた氷の帝国で戦闘員として育成された
クリスとクリスの妻となるエミリー.ブラントのロマンスを描く。
なかなか面白い展開ではあるが、興味深いのは主役であるクリス
よりも賢く、強い妻、エミリーの姿だ。この妻と魅力たっぷりの
悪女ぶりのセロンと冷たいジェシカに振り回される男性クリスの姿が印象的。
昔のおとぎ話は優しい乙女にハンサムで頼もしい王子様
というものだったのだが、現代のおとぎ話は魅力溢れる魔女に
強く、賢い、毅然とした女性が主役で、いかにセクシーと言われようが
いまいち迫力のない男性がお供をするお話なのだ。
これが現実ではない事も事実だからこそのおとぎ話かもしれないと、
見終わった後に思った事だった。何故なら以前アメリカンクラブで
ランチをした時、アメリカ人のマーサとシンガポール人の男性と
かなり白熱した会話を交わした事かあるから。シンガポール人
の男性が、アメリカでは女性が強いんだろと言ったのに対して
ノー、現実は強くはいられない、とマーサは激しく反論。
かなりなやりとりになったからだ。映画で描かれるアメリカの女性は
強く逞しいけれどアメリカの現実はそう簡単ではなさそうだ。
おとぎ話は、だからこそ、もてはやされるのかもしれない。
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# by gokurakucyo | 2016-04-06 18:21 | Comments(2)

能イベント in Singapore。

日本のカルチャーをもっと知りたいと言われ、お能を紹介すると
約束してから2年やっと約束を果たした。
もっと簡単に考えていたのだが、様々な出来事から2年もかかり
考えられないような障害があったのにもかかわらず無事
シンガポールのビジネス大学と日本人会の日本語を話す人達との
交流会で日本から著名な能楽師の方に来星戴き実現した。
当初は日本人会がらみの女性能楽師に、お能の実演レクチャーを
依頼し、報酬も能に理解のある篤志家の方から直接手渡しして
もらった。しかしその女性からは何の音沙汰もなく8ヶ月が
過ぎたため、別の能楽師に依頼、新たにまた篤志家の方に
寄付を振り込んでもらう事となった。その著名な能楽師の方
のお弟子さんにお願いする筈だったが、日本人会の会場の都合で
時期が3月になりお弟子さん方のスケジュールが都合がつかず
師匠自ら来星されることになってしまった。
実際のところお弟子さんの扱いというわけにはいかず、しかも
お一人でのイベントとなり滞在中のアテンドや接待も発生。
何度もイベントの打ち合わせをお願いするも超多忙のせいもあり
間際の打ち合わせとなり綱渡りのような毎日だった。
だが持つべきものはシンガポール人の友人。ビジネス大学側
の主催者だったスーザンは自腹を切り、食事も提供してくれ
これまたビジネス大学側による会場の変更にもかかわらず
必死で集客してくれたのだ。おかげで私も人生2度目の
しんがぽーるのラジオの生放送に出演まですることに。
連日の送り迎えは彼女の高級車で彼女が運転手をつとめてくれた。
間際に送って来た資料の翻訳やラジオ局での中国語のぶっつけ本番の
通訳など4年間無料で教えたシンガポール人の生徒さん達の協力には
感謝するほかない。当日の司会もこれまたシンガポールとの
交流を推進している団体の副会長と日本語スピーチコンテストで
一位になった私の生徒さんが勤めてくれた。
一生懸命イベントを手伝ってくれたシンガポール人達にくらべ
日本人会側の交流会の世話役達は最後の打ち合わせでこんなイベントやりたく
なかったといい、シンガポール人か分かるかどうか疑問という有様。
告知もおざなり集客もなし。にもかかわらず当日迫力ある能面が登場し、
美しい能衣装が披露されると会場はどよめいた。
もちろん日本人にも難解なお能の章句は理解されるのは難しい。
だがビジネス大学で最初の参加者が能面と能衣装を見て、これは大変な
名誉だとつぶやくのを聞き、日本人会で実際に能衣装を身にまとって
興奮する参加者を見てやっぱり頑張って良かったと思ったことだった。
関係者のお礼もすんで最後にひとつだけ言いたいことがある。
それは日本人会でのイベントの司会者によくやったと声かけした
交流会の世話役の女性。あなたは言葉を間違えている。有り難うと言うべき。
あなたは彼の先生ではないし、そうした上から目線でものを
いうべきではない。交流会の世話役達は私がお願いするまで今回の
イベントの寄付者の名前を発表するつもりがなかったし
そして勿論日本人会側にも寄付者の名前を告げようとしなかった。
当日のイベントの受付だけですべてを仕切ったかのような上から
目線で協力者に言葉をかけるべきではない。
付け加えると単なるビジネス大学のトップ夫人である日本人の、
人を見下すような態度は一生懸命イベントをサポートしてくれた
主催者のスーザンに失礼きわまりない。ともに何十年シンガポールに
住んでいると自負している彼等は人から日本人と言われるのだ。
私は5年シンガポールで過ごし過去を忘れて日本人をサポートして
くれた友人、知人に対して深く感謝している。
ルース。ベネでクトの菊と刀を読む事をその日本人と言われる人達に
お勧めする。覚悟というものが学べるだろうし、それ以上の
ことが日本人にはあるということが解るだろうから。
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# by gokurakucyo | 2016-03-15 21:42 | Comments(2)

Gathering.

3月に催すお能のイベントの打ち合わせにどこかで
お昼でも、と友人のスーザンに声かけしたところ
家でお昼をご馳走するからいらっしゃいと誘われる。
スーザンはとてもお金持ち。シンガポールにも
幾つも賃貸物件を所有しているし、中国本土や他の
国にも持っているいわゆるシンガポールの富裕層。
この国では1億円のコンドひとつくらいは普通の人でも
持っていることが多い。彼女の家はブキテイマ。
アッパーブキテイマの新興地でなく、ホワチョンや
南洋大学、SIMに近い文教地区の一軒家。
勿論フリーホールド。
シンガポールには珍しい完全所有権の一軒家だ。
昨日も20人以上の集まりがあって大変だったのよ。
でも昨日のアワビの入ったシーフードスープが
とても美味しいからあなたの分残しておいたの。
生春巻きやブロッコリーの炒め物、鮭と野菜の蒸し物
等、盛りだくさんのお昼。
ご飯は健康のために雑穀米。驚いた事に
勧められた海苔で巻いたチキンの揚げものは
日本の食品会社のデモンストレーションで気に入って
からはいつも食べているという。見るとタイ製。
チキンナゲットののり巻きみたい。こんなものが
新鮮に思えるようだ。手作りのオレンジのゼリーは
義妹が作ったものだそう。大きなオレンジが結構
ざっくりと入っていて香料がきいているが冷たくて
美味しい。台湾製の色んなお茶を出されてどれを
持って行く?と聞かれる。どれも有名なんだけど。
広い芝生に寝そべっていた老犬が入ってきて遊んでほしげに
じゃれてくる。15歳なんだそう。でも右耳が垂れたまま。
ドクターに大枚払ったのに、年だから治らないのよ。
まるで私達みたいでしょ、と屈託なく笑っている。
つい2、3年前まで彼女に会うといつも眉間にしわを
寄せていたが習近平政権になって長年係争中の中国
の賃料が確保されてからすっかり明るくなった。
習近平は素晴らしい!と言う。
3月のお能のイベントは日本から著名な能楽師を招いて
日本人会と彼女が代表を務めるグループのあるビジネス大学で
シンガポールに能楽を紹介する試み。このイベントに篤志家から
寄付を募り実現した。2年間ほどかかったけれど今回も
やはりシンガポール人のほうがよっぽど頼りになると感じる。
いつも思うのだがシンガポールの560万人のなかから
付き合う人を選ぶのと、たかだか36000人しかいない
在星日本人とでは選択の幅が違うのだ。
ビジネス大学のメデイア関係のインタビューもサポートする
ことになり、もっと中国語を勉強しておくべきだったと痛感。
このシンガポールはやはりまだまだ中国語でのコミニュケーション
必須。そしてこの時期はまた色んな集まりがとても盛ん。
タクシーの運転手さんでも一族50人レストランで集合した
という。帰ろうとするとスーザンからリム一族の集まりに招待される。
日本で言う鈴木一族集合のようなものかもしれない。リムの
ファミリネームを持つ香港、台湾などからの同じ一族が集合するという。
パークホテルでするから招待するわ。でも私はリムじゃないけど。
いいの、招待客はべつよ。ということであさってのローヘイパーテイの
次はリム一族のgatheringということに。さてどんな集まりだろうか。
楽しみ。
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# by gokurakucyo | 2016-02-18 00:14 | Comments(0)

シンガポールの徒然を綴っています。


by ストレリチア
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