Quake Cats.

ひさびさにニュージーランドへ。今回はむすめのおかげで行きも帰りもビジネス。
10時間ほど、のんびりと本を読んだり、手足をのばして眠り、結構美味しい
食事を堪能した。でもいかんせん、いつも暑いシンガポールから朝晩温度差
のあるニュージーランドなので、行きのときからあやしかった喉がぴりぴりと
痛みだした。ふと思い出し本場のプロポリスを買ってなんとか治めた。
ずっといつもより寒く感じる。ポッサムのカーデイガンとカシミアの
マフラーを調達してやっと落ち着く。
地震の前に訪れたクライストチャーチの中心部は見る影もなく昔の
風情ある建物が壊れて、いまだ復旧中。幸いにも倒壊を免れたヘリテージ
に泊まり、2008年に改修したのがラッキーだったと聞く。
1階にあるレトロなレストランはつい最近やっと再開したばかりという。
同じ階にあるスイートに泊まる。高い天井とゆったりとした空間に
トースターや厨房器具まで完備、2階の寝室と吹き抜けになっていて
とても贅沢な空間。大きな浴槽にオリジナルの浴剤を入れて入る。
とてもゴージャスなひととき。でも残念ながらてすりがない。
もう若くないのでしっかりつかまらないと溺れそうになる。
市内は中心部の古い建物が壊れたせいでランチタイムも人がまばら。
銀行もスーパーも中心から離れてしまったそうだ。
かなりの揺れがあったようで、今も美しいエイボン川の道路には亀裂が
残る。でも死者は180人ほど。高い建物がほとんどなく
広々と広がる空間の中で火災や倒壊時に逃げられる空間があった
からかもしれない。それでも沢山の家が破壊され
政府がそれらを買い取ったので、市内あちこちに駐車場がある。
クリスマスセールの名残のセールで本屋に行き、Quake Catsという
本を買った。地震にあった猫達とその飼い主のお話を愛猫家の
写真家がまとめたものだ。表紙の猫のあまりの愛らしさに魅かれて
買ってしまったのだが、購入することで猫の保護団体に寄付する
事になると知った。写真集の猫達はどれもとても魅力的。
ニュージーランドは全所帯の48%が猫1匹を飼っているという。
確かにのんびりとした緑豊かな自然に恵まれた環境は猫には
ふさわしい国かもしれない。25年ぶりに再訪したクイーンズ
タウンも変わらず美しい湖の色だった。変わったのは以前は沢山いた
日本人がほとんどいなくなり、そこら中に中国人が押し寄せていることだ。
帰りの空港も赤一色で飾られて、ここはシンガポールか、と思ったほど。
免税店で中国人に話しかけられ、一緒に買わないかと言われる。
2個買うとおまけがつくから。すっかり同類と見られてしまった。
帰りの飛行機のなかでSQの懐かしいシングリッシュを聞いてほっと
したのはわれながら可笑しい。昔は英国なまりにほっとしたのに。
クライストチャーチの白人社会よりはミングルのシンガポールに
馴染んでしまったようだ。
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# by gokurakucyo | 2016-02-13 00:43 | Comments(0)

2016年のお正月in Singapore。

珍しく息子と娘の3人でお正月。
子供達は寝る間もないほど忙しくはたまた日本とシンガポールと
離れているのでなかなか3人一緒のお正月は難しい。
それでも昨年の私の体調不良を心配して年末息子がキャンセル待ちの
エアーチケットが入ったので来星。年末に明治屋で買いそろえた
数の子や紅白蒲鉾、ごまめ、黒豆、栗きんとん、寒ブリ、海老、
切り餅、根三つ葉、里芋、長崎のちょっぴりしなびた大根などで
お雑煮とお節セット。昨夜近くのロバートソンウォークで
カウントダウンに行ったワインバーでのテイクアウトした
チーズセットにプロセッコをお屠蘇代わりに乾杯。
お昼は軽く、頂き物のロブションのロースハムと軽いサラダに
パン。夜はカッページ、テラスのお寿司やさんでおまかせ。
もったいない気もするけれどかなりな贅沢なお正月。
当地の日本食は馬鹿馬鹿しいほど高く、あまり美味しくないけれど
家族3人、お正月を過ごせた事に感謝。
日本にいたら年末は石挽き蕎麦を手打ちし、お節は手作りが基本。
母が生きている頃は楽しみにしていてきちんと作ったものだ。
時々はホテルでということもあったけれど子供達は小さい頃から
お節はうちで作るもの、年越しソバは手打ちするものと思っている。
もともと母がどんなに忙しくてもお蕎麦もおうどんも手打ちしていたから。
2日は恒例のすき焼き、と決まっている。とろろやたたきごぼうは
3が日のうちに必ず食べる事。決まり事はきっちり守らせられて
正月最初の電話は縁起をかついで女の私が取ってはいけなかったのだ。
反発もしたけれどやっぱり母が亡くなったあとも家族で決まりを
忘れていないのに驚く。特に息子はうるさい。
こうした日本の習慣が何時まで続くのか。
川沿いにサンズの花火を眺めて、湿気の多い南国の気候の
なかのお正月。川に浮かぶ派手なネオンの観光船の中で
賑やかなコールが響くカウントダウン。
元日の夜空に光輝くイルミネーションに溢れるオーチャード。
満席のお寿司やで、金目の煮付けやブリの照り焼き、
蟹入り茶碗蒸し、お寿司を食べていると日本と変わらないが
一歩外にでると雨に濡れた歩道に色んな国の言葉が飛び交う。
やはりここはシンガポール、本当のお正月は旧正月。
Happy new year!携帯に飛び込むメッセージに
どうか平和な一年でありますように、と願いを込めて返信した。
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# by gokurakucyo | 2016-01-21 23:45 | Comments(2)

鯛茶漬けin Singapore.

朝目覚めてみるといつもと違う感じ。頭がすっきりしない。
動いていたがだるくて試しに血圧を計ってみるといつもよりずっと低い。
どうしたもんだろう。自分でお昼を作るのもだるい。
思いついて家の近くのお店に行く事に。川沿いにお店は一杯あり、
ちょっと歩けばロバートソン、ウォーク。
時間がもうすぐ2時とあって、ランチは終わりに近い。
いつもは行かない日本食レストランのお姉さんに声をかけられ
ランチのオーダーをすることに。
メニューを見ると量が結構あるし、ご飯にうどんと盛りだくさん。
一番少なめな鯛茶漬けセットにすることにした。
出て来たのは宇和島風鯛飯。出汁醤油に浸けた鯛の切り身に
薬味を乗せてだし汁をかけるというもの。但し生卵はなし。
お漬け物とアイスクリームのデザート付きで22ドル。
たかが茶漬けにしては高いがここのお店は出し専門店が
経営しているのでそれなりの味。松山の鯛飯を思い出す。
鯛といっても出汁醤油に浸っているので鯛の味もさだかではない。
松山の鯛飯も宇和島の鯛飯も鯛の味がしっかりしていた。
最近は川沿いのレストランに和食の店が一杯増え、もとから
あった和食の店に加えて日本でもみかける干物屋や、焼肉店も
出店していて日本食はかなり多い。勿論居酒屋も。
去年暮れ来星した日本の知人はたかが居酒屋のあまりに高い
値段を写真にとってフェイスブックに載せていた。
とはいえ、自分で作れない時にちょっと日本食という
選択が出来るのでこのまわりに日本人は多い。
シンガポールでは日本食が人気で本物を食べに日本に行きたいと
言う人は多い。暫く前にオーチャードでランチに隣併せた若い
シンガポーリアンにすきやばし次郎に行くには?と聞かれた
事もある。その中学校の先生だという男性には築地や地方の
魚市場もおすすめだとアドバイスした。
日本食ブームは盛んで今では日本食専門の出店用不動産業者
までいるようだ。
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# by gokurakucyo | 2016-01-19 17:55 | Comments(0)

日曜日のクランペット。

遅いブランチを食べてはっと気づいてみると3時半。
今日は一人の夕食、思い立ってクランペットを食べに。
先日見た会員特典の15%割引のレストランのメニューに
クランペットがあり、クランペットが食べたくなっていた。
リージェンシーの小説の中の貴族の朝食メニューに
しばしば登場していて、いろいろなメニューのなかで
さりげなくふっと食べごころを誘うものひとつだ。
イギリスの朝食パンのひとつだけれど、あまりレストラン
のメニューに見かける事はない。
去年あさイチで紹介されたそうだが、見逃してしまった。
作り方はとても簡単。でもなかなか美味しいクランペットは
ないので、半分期待しながらブギスのイギリス風カフェに。
結構何気ない店構えと小さな通りにあったので少し迷って
しまった。時間が日曜のお昼時をすぎ、お客は私一人。
最近のシンガポールはあまりの物価高に味が落ち、
量も少なめでお得感が薄れてしまったのと、自分で作った
料理が一番美味しい事に気づいて外食は気が進まなくなっている。
でも日曜の独りご飯
いいかな?と出掛け、帰りはブギスからラベンターまで歩き
電車で歩いて帰り食べたぶんだけエネルギー消化。
肝心のクランペットは手作りとかでまあまあのお味。
お値段もそう高くはないが、でも三個のクランペット6.5ドル。
メイプルシロップ付き。日本だともっと安くて美味しいだろう。
ただマレーの記念館が近いせいもあってハラルの認証あり。
いろんな人が集まるスペースも2階にある。
作っているのはシンガポール人でオーナーもシンガポール人。
いかにもイギリス風のスコーンやレモンケーキ、
マフィンなどがあってコーヒー、紅茶もシンガポールとしては
拘っている。近くを歩いているとそこら中にカフェがあり
それぞれ馴染みのカフェで日曜日を楽しんでいる様子。
たかがクランペット、されどクランペット。
今度は自分で作るもありかも。
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# by gokurakucyo | 2016-01-17 21:40 | Comments(0)

年収300万。

最近年収300万以下の県のマップというものを見た。
ここ4、5年で円は対シンガポールドルで30%ほどの下落
となっている。たった4、5年で使える値打ちが3分の2ほどに。
そして昨日行ったグレートワールドシテイのフードコートの
タイ料理、いつものランチセットが12ドルに。
つい最近までは10ドル弱だったのに。
この物価高と日本円の下落で4年前はうじゃうじゃいた
日本人客は激減した。それでも休日となるとクラークキー
の川沿いのレストランでは日本語を聞く事が多い。
日本企業はこの間駐在を若い給料の低い層にシフトし
下落したコンドの家賃にもかかわらずコンドの設定家賃を
下げているよう。それと以前はもっと韓国語が飛び交っていた。
世界の経済の収縮をいたるところで感じる。
それでもシンガポールには信じられないようなお金持ちが
ごろごろいる。ただ一般のシンガポール人はそれとは
違うようだ。経済成長とともに不動産の含み資産をエンジョイ
出来る層を除いて。かつて日本も不動産さえ持っていればお金持ち
という時代があったのだが今は遠い記憶となってしまった。
年収が300万円以下の県の地図のうち50%がそれ、という
県が赤く塗られている地図なので一目瞭然なのだが、その
色の濃さに吃驚した。30%以下と言う設定の地図に更に
愕然とした。ほとんどが赤いのだ。
円の対外値が下落していることは政策的なものもありすぐにと
力関係とは言えないだろうが平均年収とはリアルに生活状況が
見えてくる数字。いつからこんな風に生産性が落ちたのだろう。
お金が回らないのも当然だ。これで社会負担や税金という負荷が
かかるわけだから。もっとも私のような古い世代は年収300万円
なんて世界以下の時代も経験している。果物、お菓子が
贅沢品という時代を体験しているからだ。でも若い人達はすでに
手に入った贅沢から次第に減っていく豊かさを実感せざるを得ない
だろう。最近は出稼ぎに中国に行く時代になったのだ。
もうすぐ2015年も終わる。
新しい年に現状をしっかり認識して今の日本を見つめる必要が
あるようだ。
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# by gokurakucyo | 2015-12-10 14:57 | Comments(1)

シンガポールの徒然を綴っています。


by ストレリチア
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