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あいうえお。

友人のスーザンが日本語を教えてと言うので、彼女の友人数人と
あいうえお、から教える事になった。
実は今まで4年間位、日本人会のテイールームで若いシンガポール達に
日本語検定2級以上と限定して無料で教えて来たのだが、
お能のイベントを区切りとして一段落と考え、スピーチコンテスト
など特別な生徒さんを除いてひとまず終わりにしたばかり。
上級者に限っていたのは、3級までは駐妻さん達のアルバイト先生が
一杯いるのと、月謝が安いからだ。でも折角習った日本語も上級になると
月謝も高くなかなか先生が見つからないと聞いていたので。
また無料で教え始めたのは、私がこの国で目の治療で救ってもらったことと
戦争中の不幸な体験でシンガポールでの日本人の行為を思うと、
暖かく日本人に滞在を許してくれているシンガポールに対して
何か出来ることがあればという思いがあったからだ。
今回の生徒さん達は60代半ばを過ぎたビジネスマンや夫とともに
日本をたびたび訪れた事もある元官僚夫人や経営者達だ。
全員高学歴者でNUS出身。教えるほうもあいうえお、とはいえ
気を抜けない。きっちり発音チェックからはじめたがやはり
なかなか。私の中国語と同じで音が違うのだ。
それでも来週までにひらがな全部を覚えてくるという。
レッスン中は英語、中国語まじりでこちらも大変。
突然中国語で切り替わる。私にとっても良い機会かもしれないが。
夫人がうちの夫、女性に習うと女言葉になるから参加しないと
言われ、大昔、日本でとても達者な日本語を話す外交官と会った
ことを思い出した。会話が終わって、おそるおそる私が誰に日本語を
習ったかと聞くと、ガールフレンドだと答えられて、納得。
すべての会話の語尾にね、がついていたのだ。これ本当の話。
でもあいうえお、の段階ではそれはない。
毎週頑張るそうだけど、忙しい彼等、何時まで続くかな。
終わってランチの時もうイタリア旅行の話になっていたから。
by gokurakucyo | 2016-07-15 23:28 | Comments(0)

シンガポールの徒然を綴っています。


by ストレリチア